懐石小室|京都の塚原たけのこ、卯月の酒肴セット
懐石小室 東京・神楽坂
4月の懐石小室は
春爛漫!
京都の
塚原たけのこ祭り
天然猪の花山椒鍋、酒肴セット、炊き込みごはんでお楽しみいただきます。
和食店が華やぐ、待望の春です。
小室さんの厨房にも、京都から朝掘りのたけのこが届きます。甘くて香り高い「塚原たけのこ」です。
4月は、鯛も美しい桜色になります。
鮮烈な香りとやわらかなしびれが魅力の花山椒も出てきます。そして木の芽も。
桜餅でおなじみの桜の葉も、素敵な春の香りです。
うまいもんを豪快に楽しませてくれる小室さんのお料理で、春爛漫をお楽しみください。うまいもん筆頭目利き人
町田 成一より
厨房に
朝掘りが届きます。
「塚原たけのこがダントツにうまい」と、主人の小室光博さん。季節になると毎日のように届くのは、透き通るようなみずみずしさの朝掘りです。
地上に頭を出していない白子です。
香り高く、色白で繊維もやわらかく、甘いたけのこです。
ふんだんに楽しめます。
小室さんの和食が自宅で楽しめる4月限定の「塚原たけのこと島根極上猪の花山椒鍋」「卯月の酒肴セット」「塚原たけのこと北寄貝の炊き込みごはん」をお願いできました。
目次
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花山椒鍋は、懐石小室の春の名物料理です
塚原たけのこと
島根極上猪の花山椒鍋お出汁と猪の旨味を吸った、甘いたけのこが魅力的です。〆には猪肉を足して、黄にら雑炊をお楽しみいただく豪華版です。
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桜鯛と桜葉と塚原たけのこで春爛漫です!
卯月の酒肴セット
塚原たけのこと墨烏賊の木の芽味噌和え、たけのこと鳥貝などの木の芽和え、たけのこの桜葉蒸しが入ります。
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小室さんが厳選した天然素材だけ
本気でつくった、
一番だしパック真昆布と本枯れ節だけの一番だしと、旨みがたっぷりの煮物用もあります。
「花山椒鍋」は、懐石小室の春の名物料理です。
〆の黄にら雑炊付きです。
塚原たけのこと
島根極上猪の
花山椒鍋
天然の猪は
衝撃の美味しさです。
「猪は、島根県産です。脂のくどさ、肉の臭みとはまったく無縁の、きれいな風味の美味しい猪です」と、小室光博さんが絶賛する天然の猪を、鍋と雑炊でお楽しいただきます。
「花山椒鍋は、出汁に塚原たけのこ、ふき、猪のロース肉とバラ肉を入れて2分ほど煮て、出汁ごと椀によそい、花山椒を盛っていただきます。今年は、出汁に猪のホホトロ肉とモモ肉を加えて、黄にらを散らしたお雑炊も召し上がっていただけるようにいたしました」という嬉しい内容です。
充実した鍋セットの
内容です。
鍋のセットは、下ゆでした、塚原たけのこ8切れ、ふき8本、花山椒30グラム。猪はロース肉とバラ肉が各4枚、味付け出汁1200mlが入っています。
黄にら雑炊セットも
付きます。
雑炊用には、猪のホホトロ肉とモモ肉100グラム、黄にら40グラム、黒コショウ、山梨県白州の篤農家・小野田等さんのコシヒカリ2合、ほかに出汁パック1袋が入っています。
猪肉とたけのこの
甘味を堪能してください。
鰹と昆布をベースに醤油、みりん、酒で味付けした出汁を鍋に張り、たけのこ、ふきを入れます。沸いてきたら、猪のロース肉、バラ肉を入れて2分ほど煮ます。
花山椒を盛って
いただきます。
器に猪肉、たけのこ、ふきを盛り付け、出汁を注ぎ、花山椒を盛ってお召し上がりいただきます。花山椒の爽やかな風味で、猪とたけのこの旨みをお楽しみいただけます。
出汁が煮詰まったときは、あらかじめ出汁パックでとっておいたお出汁で薄めてください。雑炊が待っていますので、出汁の飲み過ぎにはご注意をお願いします。
黄にら雑炊をどうぞ。
出汁パックでとった出汁を足し、旨みが豊かな猪のホホトロ肉とモモ肉を加えて煮ます。さらに濃厚な猪の旨みを雑炊でお楽しみいただきます。
炊きたてのご飯を
加えてください。
炊いたご飯を入れてください。旨みが濃く脂もあるホホトロ肉とモモ肉を入れることで、お出汁に猪の旨みと脂のまったりとした甘味が染み出します。
黄にらのコクが素晴らしい雑炊です。
最後に黄にらを入れて完成です。花山椒とは変わって、黄にらならではのコクで猪の旨みをお楽しみいただきます。
最後の1滴まで
味わってください。
熱々をよそい、お好みで黒コショウを散らしてお楽しみください。黄にらの香りとコショウが良いアクセントになります。お出汁や猪の旨味を余すことなく堪能してください。
桜鯛と桜葉と塚原たけのこで春爛漫!
卯月の酒肴セット
鯛も季節の味です。
春の小室さんの主役は、塚原たけのこや花山椒ですが、真鯛も忘れることができません。
いい素材は表情を輝かせます。
4月の酒肴セットは料理8品を、それぞれ真空パックでお届けします。器に盛るのも和食の楽しみの一つです。以下、量もそのままに小室さんに盛り付け例を見せていただきました。
鯛はもう少し小ぶりにはなりますが、炭火で焼き上げた、かぶと焼きは見事です。
鯛の松皮造りの昆布〆
湯引きした鯛の皮と昆布の旨みが加わった鯛の美味しさは格別です。加減醤油も付きますが、ほぼ必要としないほどの豊かな味わいです。
花わさびは、汁気をきって添えてください。シャキシャキした食感と辛みが酒を呼びます。
塚原たけのこと
墨烏賊の木の芽味噌和え
賽の目に切ったスミイカのねっとりとした食感と、コリっとしたたけのこの食感のコントラストが楽しい料理です。粉山椒を効かせ、ピリリとした木の芽味噌が、まさに酒肴です。
ふきのとうの白和え
甘みを抑えた和え衣で、ふきのとうのほろ苦さを大切にした、春の大人のための白和えです。梅貝は酒蒸しにしてあります。
たけのこ、とり貝、蕗、
バラ子の木の芽和え
たけのこは、やわらかな食感の絹皮を使います。ふにゃっとしたトリ貝、シャキッとした蕗(ふき)、ポリポリっとするバラ子(数の子をバラしたもの)も入る、食感が楽しい料理です。刻んだ木の芽に千鳥酢なども加えた、さっぱりとした味付けで酒がすすみます。
鯛のかぶと焼き
叩き木の芽
鯛の頭の炭火焼きです。仕上げに濃口醤油と日本酒でつくったたれ(一遍醤油)をかけて焼いて、香ばしく仕上げてあります。木の芽を刻んで、ふりかけてお召し上がりください。
食べる際には温めると、より美味しくいただけます。鯛に酒を少しふって蒸すのが小室さんのおすすめです。
こごみ、山うどの芽、
白アスパラガス、やりいかの胡麻和え
胡麻の和え衣は、練り胡麻と煎り胡麻に辛子を効かせて、酒肴に仕立ててあります。
桜葉揚げ
芝海老と原木椎茸
桜の葉の塩味で、芝海老と原木椎茸という素材の美味しさが引き立ちます。桜の葉の香りを楽しむために、ぜひ温めてからお召し上がりください。
桜葉蒸し
塚原たけのこと
本鱒とよもぎ麩
たけのこを桜葉の香りで食べる、まさに春を楽しむ蒸しものです。本鱒(サクラマス)は、霜降りにしてから塩をふってあります。酒をふって8分ほど蒸して、ちり酢をつけてお召し上がりください。桜の葉の香りで春を満喫できます。
食べごたえ満点です。
「若い世代の方々にも本格的な和食に親しんでいただきたい」という小室さんの思いから始まった企画ですから、実にお値打ちな内容になっています。
ごはんが春色に染まります
「塚原たけのこ」と
北寄貝の
炊き込みごはん
炊き上がりは
桜色です。
たけのこと、淡い桜色に染まる北寄貝も春の出合いものです。
「北寄貝は、天然物しかない貝で、出汁のよく出る、春にも美味しい貝です。火が入りますと、桜を思わせるような淡いピンクに変わる、自然な色あいも魅力です」と小室さん。北寄貝から出る出汁が、たけのこを、より美味しくしてくれます。
切るように
混ぜてください。
たけのこと出汁とご飯の、甘く素晴らしい香りが立ちのぼります。
木の芽を飾って
召し上がれ。
やわらかな木の芽をおつけします。ご飯をよそったら木の芽を散らしてどうぞ。
塚原たけのこが
120g入ります。
ほかに、北寄貝120g、味付け出汁400ml、お米2合と木の芽のセットです。米は、小室さんが惚れ込んだ山梨県白州の篤農家、小野田等さんのコシヒカリです。
文・町田成一、白石さやか
撮影・大山裕平
懐石小室
東京都新宿区若宮町35-4
TEL 03-3235-3332
12:00〜13:00(ラストオーダー)
18:00〜20:00(ラストオーダー)
日曜・祝日休み 要予約
カウンターのほか、テーブル席もあります。