見た目が美しく、かっこ良いだけでなく、酒呑みに愛用されることを目的に制作された実用の酒杯
毎年、干支にちなんだ新作を作る12年プロジェクトが始動!
行く年来る年の想い出の一部に
干支の酒杯
Xmasのプレゼントにすれば喜ばれ、
Xmasの2人のテーブルに置けば、高貴な佇まいを振りまき、
干支の絵柄が想い出の年を刻み、想い出の一部になる酒杯
お世話になったお得意様へ、年に一度の感謝のしるしでも、
今年も無事に新年を迎えて欲しい、両親への心を込めた贈物でも、 元日の家族の乾杯の瞬間を想い出に刻む彫刻刀的存在としても、
もちろん、コレクタブルアイテムとして純粋に楽しんでも、
大倉陶園の白磁は皇室御用達の日本陶磁器界の至宝
一般入手困難な酒盃は様々な想い出づくりの役に立つ腐朽の名作
干支が一巡、すなわち12年後には、12年分の想い出が詰まった、
価値ある酒杯コレクションになっているはずです。平成30年は戌年
イメージは柴犬の仔犬が『何だろう?この匂い・・』
と蕪のような野菜を嗅いでいる図です。
この蕪こそが、日本産のマカ
アンデスの秘宝と言われるマカを日本国内で、野菜として普及させる取組みが始まったことにちなんでいます。
柴犬の部分は何度も試行錯誤して、ギリギリのサイズで表現しています。
そこに究極のパワーフードのマカをコンビにして、可愛いけど、とても強いメッセージにしました。
日本産マカは毎年3月末から4月初めに収穫します。
猛烈に辛くて、うまくて、甘い、凄いアブラナ科の野菜です。
平成29年は酉年
酉という文字の意味は『酒や果実が熟した状態』。
意味としても、酒杯の絵柄として酉の親和性は高いということです。
酉年に割り当てられた動物は鶏(にわとり)です。
そこで、最もうまいとされる鶏である軍鶏を絵柄に選び、デザインと焼成の試行錯誤を続け、完成したのが、この酒杯。
軍鶏の精悍なフォルムを酒杯に表現するのは難しく、ブルーのにじみ具合と軍鶏の姿勢調整、さらに、鶏冠に赤を入れることで、ぐっと強壮な雄の軍鶏イメージが表現されています。
平成28年は申年
申の酒杯。でも、猿は食べられないし、猿を見ながら酒を飲むのもしっくり来ない…そこで杯を飾る素材を何にするか悩んだ結果が蟹。そう猿蟹合戦が発想の元です。
それも飛びっきり美味しい蟹でなければ駄目だ…そこで最終的には、メスの渡り蟹に決まり、デザインと制作の試作を繰り返し、生まれたのが、この酒杯です。
> 申年の酒杯「蟹」の意匠について
現在、残っている酒杯の数も少なくなってきました。数量限定生産なので、数年以内には、第1回制作分は売り切れるはずです。
大倉陶園の創業者の大倉和親は、実用食器の主眼を四つあげています。
一、美観であること(装飾物ではない)
二、清浄なこと(汚れっぽくてはいけない)
三、使い途にあっていること(日常生活に役立てば、必ず喜ばれる)
四、堅固なこと(強くなければいけない)
この基本に照らし合わせると、私の主眼はこうなります。
一、美しくなければいけない。それも実際に使える酒杯として。
二、地はもちろん白磁、様々な飲み物を楽しめる清廉な白が良い。
三、酔っぱらいに付き合っても飽きられない、そして酔わせてくれる酒杯。
四、倒れ難い。仮に倒れたり、テーブル上で落としたくらいでは割れにくい酒杯。
自他ともに認める酒飲みの私としては、日常的に使える酒杯が欲しいのであって、儀礼的な用途の酒杯は要らないのです。
先ず、酔っぱらいは手元が危うくなります。だから、酒杯の安定感は重要です。
酒杯をテーブルに置いている時の安定感
酒杯を持っている指や手のひらとの相性というか、しっくり感
この2つの安定感と美しさを両立し、さらに、酒呑みにとって器に入る酒量にこだわります。酒杯であるから、すぐに飲み干し、何度も注がないとならない小容量の酒杯は、酒呑みの性で使いたくないです。
結局、今回の酒杯は70ccです。こぼれない感じで注いで三杯飲むと約一合です。七〜八杯で『こなから※四分の一升』です。
毎日の晩酌であれば、十杯はちょっと飲み過ぎ!そんな酒杯です。
設計して石膏で型を作り、手に持った感覚などを微調整していく地道な作業
本当の酒呑みのための理想の酒杯を求めて、試行錯誤を繰り返す
大倉陶園の酒器担当のデザイナー
伊藤康行氏のコメント
今回の絵柄の技術 岡染めについて
岡染めで絵を描く場合、ぼけあしを考え、よりコントラストを強調した絵に仕上げます。
絵を描く際に気をつけたことは、お酒をより美味しく頂けるよう、酒杯と一体となるシンプルで、岡染めのぼけあしを生かした、柔らかく自然な絵に仕上げようと心掛けたことです。
形状について
酒杯の形状は、限界まで絞った緊張感のある腰に、直線的でシンプルなフォルムにすることで、日本酒だけでなく様々な種類のお酒でも楽しめるように考えました。
試作段階では、口当たりの良い薄さにするために、泥漿の鋳込み時間を変えたテストを繰り返し行い、程良い生地の厚みになるよう研究しました。
すべてが職人の
手作りです
大倉陶園は1919年、大倉孫兵衛、和親親子により創業されました。
「良きが上にも良き物をつくりて」という創業の理念は、現在に至るまで受け継がれ、私共の社是となっております。
今回ご紹介いたします酒杯も創業者の世界最高級の磁器を追及するという理念のもと制作させて頂きました。この酒杯を制作するにあたり、食文化様における理念や姿勢は私共と共通すると認識させていただいており、この作品を皆様にご紹介出来る機会を得ました事を心より感謝申し上げます。
株式会社 大倉陶園
流し込み成形
排泥後、すぐに回転させてムラを防ぐ。その後、一定時間乾燥させる。
カツラ(余分な部分)を切り落とす
縁を整え、厚さを確認
流乾燥後の成形の仕上げ。バリを取り、縁を薄く綺麗に仕上げる。
全体を滑らかに整える。
再度、縁の厚さを確認
底を滑らかに整える。
萩原章史プロデュース
大倉陶園作
干支の酒杯
二〇一八 戌
初窯出し 数量限定
満水容量: 70cc
寸法:高さ80mm
口径(上)55mm
萩原章史プロデュース
大倉陶園作
干支の酒杯
二〇一七 酉
初窯出し 数量限定
満水容量: 70cc
寸法:高さ80mm
口径(上)55mm
萩原章史プロデュース
大倉陶園作
干支の酒杯
申・酉セット
初窯出し 数量限定
満水容量: 70cc
寸法:高さ80mm
口径(上)55mm
萩原章史プロデュース
大倉陶園作
干支の酒杯
二〇一六 申
初窯出し 数量限定
満水容量: 70cc
寸法:高さ80mm
口径(上)55mm
萩原章史プロデュース
大倉陶園作
白磁酒杯
高台金仕様
初窯出し 数量限定
満水容量: 70cc
寸法:高さ80mm
口径(上)55mm