Shinfula シンフラ　志木

コーヒーの香りと苦みの
奥深さが魅力。

「苦みのきいたエスプレッソのミルクソースを核とし、濃厚なチョコレートクリーム、さっぱりとしたマスカルポーネムース、食感が楽しいフィアンティーヌなどを組み合わせた、ほろりとした苦みと奥深さで親父の懐の深さを表現しました」と、シンフラの中野慎太郎シェフは語ります。
中野慎太郎シェフは、グランメゾンのシェフ・パティシエ出身。大人のティラミスは、父の日を機会に、大人の男性に贈ることをイメージして作り上げました。テーマはほろ苦さ。イタリアのデザートであるティラミスから着想を得た、エスプレッソの苦みをきかせたフレンチの堂々たるデザートのようなフランス菓子です。

スコップケーキのように
お楽しみください。

大人のティラミス「エスプレッソとマスカルポーネのムースケーキ」は、12x8.5x5cmの缶に入っています。「うちのケーキをどのようにしたら、美しく、美味しい状態でお客様にお届けができるかを考えたのが缶入りです。スコップケーキのようにスプーンですくって召し上がっていただくと美味しいように設計してあります。おひとりでもシェアでも楽しめます」と、中野シェフは語ります。

細部にまで中野シェフの
技とセンスが光ります。

画像はこのケーキの断面です。下は、濃厚なガナッシュと食感が楽しいフィアンティーヌを、エスプレッソをたっぷりしみ込ませたビスキュイ生地でサンドしてあります。それをまろやかな味わいの卵黄入りのマスカルポーネのムースで包みます。その上が、このケーキの核となる苦みをきかせたエスプレッソのミルクソースです。

核はエスプレッソの
ミルクソースです。

エスプレッソのミルクソースは、お店でも提供している、深煎りにしたクラシックブレンドのエスプレッソを濃く淹れ、ホワイトチョコレート、生クリーム、プラリネで作ったものです。苦みをきかせ、香ばしいナッツを加えた濃厚なソースが、それぞれのパーツの味わいや香りをまとめ上げます。一皿のデザートのように、ソースを上からかけることができるのは缶入りだからこそです。

仕上げはチョコレートの
クリームです。

最後にチョコレートのクリームを搾り、マカダミアナッツ、ピスタチオ、チョコレートでデコレーションしたら完成です。

贈り物にいかがでしょうか。

水色を基調にしたシックで美しい缶入りです。期待感が高まります。 冷凍でお届けしますので、冷蔵庫で解凍してお召し上がりください。エスプレッソのミルクソースのなめらかさを味わっていただきたいので、しっかり解凍を行ってください。

中野慎太郎さんです。

中野慎太郎シェフは、フランスで修業後、六本木「ラトリエ　ドゥ　ジョエル・ロブション」と南青山「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」（現NARISAWA）という名店でシェフ・パティシエを務めてきました。2013年に埼玉県志木市にShinfula（シンフラ）をオープンさせました。お店には可愛らしい生菓子のケーキや、マカロンなどの素敵な焼き菓子が並びます。この缶入りケーキシリーズは今後もシーズンごとに新しいフレーバーをご紹介します。

文・林麻実
撮影・天方晴子