焼き鳥の名店|銀座 和味(なごみ)|鍋
和味(なごみ) 銀座
芋焼酎などの酒を呼ぶ
鶏と芹と特製たれ
黒岩土鶏の“たれ鍋”
和味の「鶏鍋」は、黒糖風味の特製たれで、鶏肉と芹、新ニラ、キャベツを楽しみます。各種の薬味付きです。
夢中になる味わいです。
黒岩土鶏の“たれ鍋”は、焼き鳥の名店「和味」の人気料理の一つです。
黒岩土鶏の鶏ガラでとったスープで、黒岩土鶏、芹(せり)、新ニラ、キャベツを煮て、黒糖風味の特製のたれでいただきます。このたれが、他にはない、夢中にさせる味わいで、芋焼酎や黒糖焼酎、ウイスキーハイボール、日本酒など、酒を呼びます。
酒がすすむ鶏鍋です。
たれ鍋は、和味の店主・種田和範さんが、黒岩土鶏を美味しく食べるために考案したものです。「どこにでもある水炊きでは面白くないので、焼酎などの酒に合う鶏料理として考えました」と、種田さんは語ります。
たれは醤油ベースで、黒糖の風味が食欲をそそります。食べる際には、卵黄と、青のり、長ねぎ、一味の薬味を加えてください。この甘辛い味わいが素晴らしいのです。
むね肉の旨さは特筆ものです。
鶏肉は、黒岩土鶏のもも肉とむね肉です。黒岩土鶏は、宮崎県の尾鈴山の山中で約120日、山でゆっくりと放し飼いされた、元気で美味しい鶏です。軍鶏系の強い旨みではなく、豊かで澄んだ旨みをもちます。
野菜は、芹(せり)、新ニラ、キャベツです。カット済みでお届けします。そして、特製たれと薬味の長ねぎ、青のり、一味が入っています。
ほかに、鶏ガラ出汁がたっぷりと入ります。
たれ用の卵黄は配送上お付けできないため、ご家庭で用意をお願いします。
スープも自慢の味です。
白濁としたスープは、黒岩土鶏のガラを8時間炊いて、濾してからひと晩ねかせたものです。これが、たれ鍋の美味しさの土台です。
スープを鍋にあけ、鶏肉から鍋に加えていきます。写真は黒岩土鶏のむね肉です。肉質は緻密でしっとりとして、旨みに富んでいます。
黒岩土鶏の品種は、生産者・黒岩正志さんが「鶏肉は本来むね肉を楽しむもの」ということから選んだフランス産のラベルルージュです。
野菜を山盛りにします。
肉をすべて入れたら、次にキャベツを山になるように盛り、その周りにセリ、ニラをのせます。野菜をすべて入れたら、火をつけます。火は中火です。あまり火が強いと鶏肉が焦げてしまうので注意してください。
蓋をせずに煮ていきます。
野菜の水分で鶏スープを薄めないように、蓋をせずに煮て行くのが種田さんのおすすめです。沸騰して、キャベツがしんなりとしてきたら、野菜の山を崩すのではなく、野菜を上から押します。野菜に火が通ったら出来上がりです。
むね肉の歯ごたえも抜群です。
たれに薬味を入れて混ぜ合わせ、野菜や鶏肉を絡めて召し上がってください。青のりの香り、一味のピリリとした辛味がアクセントとなって、箸がすすみみます。
〆は、稲庭うどんが種田さんのおすすめです。
「特製たれで、つけ麺のようにして食べてください。ほかには、碗にスープをとり、塩と山椒で味付けをして、うどんをすするのも美味しくいただけます」
卵黄以外は
すべて揃っています。
鶏スープは2本お付けします。まずは1本でお楽しみいただき、煮詰まってきたら適宜、追加をお願いします。水の出る野菜類を使わず、最後まで鶏スープの美味しさをキープすることが、この鍋をより美味しくいただく秘訣です。
文・白石さやか
撮影・八木澤芳彦
和味(なごみ)
東京都中央区銀座8-7-10 FORGED GINZA 4階
TEL 03-6263-8753
[営] 平日17:00〜27:00土曜日17:00〜23:00
[休み]日曜日・祝日
予約制(前々日までにご予約ください)
カウンター10席と個室4席があります。
お酒は、60種以上の本格焼酎のほか、日本酒、国産ウィスキーやワインなど充実のラインアップです。焼き鳥以外に、鶏刺し、野菜の炭火焼き、〆の炊きたてご飯やラーメンもおすすめです。