黒岩牧場の黒岩土鶏
和味(なごみ) 銀座
健康で緻密な肉質で
魅了します
黒岩牧場の黒岩土鶏
山の中で放し飼いし、自然界の抗生物質とも
言える土を食べて健康に育つ、
他に類を見ない黒岩土鶏をご紹介します。
鶏肉の販売につきましては現在、準備中です。
養鶏家の
黒岩正志さんです。
黒岩さんは、養鶏をはじめて30年以上。鶏の本能を目覚めさせることをモットーにした飼育方法で、愛情込めて黒岩土鶏を育てます。品種は、その美味しさに惚れ込んだフランス系の赤鶏である、ラベルルージュです。
尾鈴山の
山奥にあります。
切り立った崖がすぐ脇にある道なき道を登った先に、黒岩牧場はあります。崖の傍には鶏舎が6棟、ぽつんぽつんと離れてつくられています。鶏の成長に合わせて、分けています。山を拓くことも、鶏舎をつくることも、すべて黒岩さん自らが行っています。
多種多様な
動物がいます。
牧場には、馬、山羊、鹿など、いろいろな動物がいます。黒岩さん曰く、草食動物同士なので喧嘩はしないそうです。馬が私たちを穏やかな表情で出迎えてくれました。
本能を目覚めさせる
放し飼いです。
鶏たちは、鶏舎と外を自由に行き来しています。夏は日陰に、冬は日向に、120日以上にもなる飼育期間を気ままに過ごします。性別は、ほとんどがメス。歩き回り、羽ばたかせ、土を食み、ゆったりとしています。
鶏が主体的に動けるようにすることで、本能が目覚め、体の抵抗力も上がり、丈夫になります。
健康的な餌です。
餌は、トウモロコシや穀類が主で、黒岩さんが考えた配合によるものです。ほかに、ここの鶏たちは土を食べて育ちます。
「鶏は本能的にビタミンB12やコバルトが入った崖の腐葉土を自らついばみます。土を薬代わりにしているのです」と、黒岩さんは語ります。
“黒岩土鶏”という名前は、土を食べることが由来です。ですから、餌には抗生物質や化学合成物質は入っていません。水も、農薬など余計なものが入っていない、山の伏流水を飲みます。
おすすめの部位は
ムネ肉です。
黒岩さんがおすすめの部位は、ムネ肉です。緻密な肉質です。
1羽あたり、と体で2kg程度。黒岩さん曰く、「鳥は胸筋を使う動物ですので、ムネ肉にこそ鶏本来の美味しさがあります」。
黒岩土鶏も、よく羽を羽ばたかせ、胸筋が発達しているので、ドリップが出ず、焼いてもジューシーで、旨味が強いのです。
文・阿部愛理
撮影・八木澤芳彦
和味(なごみ)
東京都中央区銀座8-7-10 FORGED GINZA 4階
TEL 03-6263-8753
[営] 平日17:00〜27:00土曜日17:00〜23:00
[休み]日曜日・祝日
予約制(前々日までにご予約ください)
カウンター10席と個室4席があります。
お酒は、60種以上の本格焼酎のほか、日本酒、国産ウィスキーやワインなど充実のラインアップです。焼き鳥以外に、鶏刺し、野菜の炭火焼き、〆の炊きたてご飯やラーメンもおすすめです。