青森のにんにくブランドの最高峰
「田子にんにく」
古えより、滋養のある食物として
人類と共に歩んできたにんにく
にんにくの歴史記述は、数千年前の古代エジプト時代にさかのぼります。
「ピラミッド建設に従事する労働者が大量のにんにく、タマネギ、ラディッシュを食し、これらを購入するために高額の銀が支払われた」とピラミッドに刻銘されていたのです。
実際、世界最古のエジプトの薬物治療書にも、にんにくの効能が多数記されています。
日本にはシルクロードを経由して伝わったとされます。
平安時代に編纂された日本最古の医書『大同類聚方』によると、香辛料(薬草)や強壮剤として使われていたようです。
品種特性と厳寒と栽培技術が、
比類なき甘さと旨さを生み出す
青森県田子町は火山灰土壌と厳しい寒さのため、米中心の農業には不向きで、長年、出稼ぎに頼る地域経済が続いていました。そんな状況から脱却するため、昭和37年、にんにく栽培が導入されました。以後、栽培技術と保存技術の継続的な改良と、徹底した品質管理で日本一のブランドを確立したのです。
昭和50年、田子町は生産量・市場単価ともに日本一となり、平成18年(2006年)には東北で初の地域団体商標に登録されました。
「田子にんにく」は大玉で1片が大きく、実がよくしまり、粒ぞろい。雪のような白さが特徴の「福地系ホワイト種」という6片種から、優良系統を選抜したものです。厳寒期に雪に覆われる圃場で、にんにくは凍らないように自ら糖度を高め、旨味成分であるアミノ酸を増加させます。辛みが少なく、甘くうまみのある極上の「田子にんにく」はこうして生まれるのです。
強い抗酸化作用力を持つアリシンと疲れを吹き飛ばすビタミンB1のダブルのパワーは欠かせない!
生にんにくの収穫は6月下旬から7月中旬。
そこから選別・乾燥期間に入り、8月下旬から乾燥にんにくの出荷が始まります。