あんこう鍋
創業1951年の老舗鮮魚店
大洗「魚忠商店」
大洗で三代続く魚忠商店から直送
春の産卵に備え、盛んに魚やイカを丸吞みする鮟鱇(アンコウ)
結果、厳寒期の食い過ぎ鮟鱇は脂肪肝の状態。だから、必然的に厳寒期の鮟鱇が一番うまいということになります!
約85%が水分の鮟鱇を美味しく食すには、脱水がポイント!
水分が多い魚は品質劣化が速いから、鮮度こそが最重要。
魚忠商店はアンコウの代表的水揚げ港、大洗にあるこだわりの魚屋。だから、鮮度は申し分無いです!
北関東のアンコウ鍋(通称:どぶ汁)
その原点は漁師が味噌などの調味料と野菜を、漁船に持ち込んで食べていた鍋。
アンコウは水分が多いから、加熱すると自らの水分を鍋に放出して、その水分と調味料とが相まって美味な鍋になります。
ところが、生のアンコウの加熱は慣れていないと、焦げ付いたりして難しいもの。そんな漁師料理を一般の方でも調理しやすいように、研究の末に秘伝の味噌タレを作り上げたのが、魚忠商店の初代です!
味噌ダレに水分があるので、一般の方でも調理しやすいように、アンコウは湯引きして、臭みを抜き、脱水してあります。
鮟鱇の七つ道具を堪能
江戸時代、『鮟鱇は唇ばかり残るなり』と川柳に読まれたほど、鮟鱇は捨てるところが少ないです。
身(ほお肉、身肉)と皮と内臓(肝と胃と卵巣)とヒレ、それぞれの食感と味わいを楽しむのも良いし、肝の脂をまとった、まさに『どぶ汁』として、渾然一体的な魅力を楽しむのも良いです!
鮟鱇のヒレ周りや皮部分を
「チュウチュウ」と食べるのが楽しい!
だから、気心が知れた人間と一緒に食べるのが大前提!コラーゲンも脂質も豊富な、鮟鱇のどぶ汁の汁を捨てたら勿体ないです!
必ず〆で汁を堪能するのも必須!完食すれば、翌朝の元気も期待大です!
(株)食文化 代表 萩原章史