木次乳業│元祖パスチャライズ牛乳のお取り寄せ・通販

1962年、佐藤忠吉氏が島根県の奥出雲地方にある木次町で木次乳業を創業。日本で初めて低温殺菌したパスチャライズ牛乳の市場流通化に成功した乳業メーカーとして知られています。また、自社牧場である日登牧場では、牛の餌となる牧草をいち早く無農薬の自然農法に切り替え、スイス原産のブラウンスイス種を初めて導入し、本場北欧の技術を取り入れてナチュラルチーズを作るなど、数々の功績を残してきました。
佐藤忠吉氏の□ぐせは「『食べるということ』は、地球上の生物のいのちをいただくこと」。木次乳業では創業時よりこの理念を大切に、自然のものを自然に近い形で作ることにこだわり、小規模生産でひとつひとつ心を込めて作っています。

牧場のある奥出雲は清らかな空気と八岐大蛇退治の舞台として有名な一級河川の斐伊川が流れる自然に恵まれた環境です。ここで健康的に育つ牛から搾った高品質で新鮮な生乳が牛乳やプリン、チーズ、バターなどの原料となります。

木次乳業の看板商品がパスチャライズ牛乳です。

市販の牛乳の多くは、超高温殺菌（120℃〜130℃、2秒間）と言われる、高温かつ短時間で殺菌する生産効率に優れた方法ですが、自然な風味を損ない、たんぱく質の熱変性を引き起こすとも言われています。

佐藤忠吉氏は牛乳が高熱処理で大量生産される日本の現状に疑問を抱き、酪農の先進地、北欧のように、できるだけ生に近い牛乳を作りたいという想いでパスチャライズ牛乳の開発を始めました。

低温殺菌法であるため、原料乳には細菌数の少ない、圧倒的に品質のいい生乳が必要でした。そこで3年かけて飼料や乳搾りの仕方、牛舎の管理、殺菌方法まで研究し、1978年に木次乳業が日本で初めてパスチャライズ牛乳の販売を行ったのです。

木次乳業のパスチャライズ牛乳は65℃、30分間の低温殺菌を行っています。牛乳本来の栄養成分や風味が生きている上、たんぱく質の熱変性を抑え、カルシウムと共に体内でゆっくり消化吸収されます。サラリとした口当たりで、さっぱりした風味と甘みが口の中に広がります。

木次乳業では北欧の酪農のように自然に逆らわない生産を目指して、放牧に適した足腰の強いスイス原産のブラウンスイス牛を乳牛として日本で初めて導入しました。自社牧場である日登牧場では、放牧された牛が急勾配の山の中を自由に歩き回り、青草を自由に食みながら健やかな牛が育ちます。また、飼料は非遺伝子組換えの配合飼料や山野の牧草を与えて安全な食品づくりを行っています。

この放牧されたブラウンスイス牛の生乳のみを使用して作ったものが「山地酪農牛乳」です。72℃、15秒間の低温殺菌（パスチャリゼーション）による、自然の風味が生きたコクと旨味のある味わいが特徴です。また、一般的な牛乳は乳脂肪を均質化（ホモジナイズ）したものが流通していますが、木次乳業の山地酪農牛乳はより搾りたての生乳に近い「ノンホモ牛乳」です。牛乳パックを置いておくと上部に脂肪分が浮き上がり、生クリームの層ができるため、容器を軽く振ってからお飲みください。

木次乳業を代表する商品を少しお得な価格でお試しできるセットです。
パスチャライズ牛乳の開発過程で原料の生乳の質を追求してきたため、ヨーグルトやプリン、チーズ、バターといった加工品も、牛乳の自然な風味が生きていることを感じることができます。

・パスチャライズ牛乳
搾りたての自然な風味や栄養が生きている低温殺菌牛乳です。サラリとした口当たりで、さっぱりした風味と甘みが口の中に広がります。

・山地酪農牛乳
自社牧場で放牧されたブラウンスイス牛の生乳で作った牛乳です。ノンホモ牛乳のため、置いておくと上部に脂肪分が浮き上がり、生クリームの層ができることがあります。容器を軽く振ってからお飲みください。

・プレーンヨーグルト
本場ヨーロッパの味そのままの正統派ヨーグルトです。

・牧場のカスタードプリン
奥出雲の平地飼い卵とパスチャライズ牛乳で作った手作りプリンです。

・木次ミルクのプリン
ミルクの濃厚なコクが味わえる、くちどけなめらかなプリンです。

・木次モッツァレラチーズ
ミルクの風味を包み込んだ柔らかなチーズです。

・木次プロボローネ・ピッコロ
加熱すると溶けて糸のように伸びるチーズです。オーブン料理やトーストでどうぞ。

・木次オールドゴーダ瓶
1年以上熟成させたゴーダチーズです。ワインのおつまみとして最高です。

・奥出雲木次バター（無塩）
やさしい口どけ、豊かな風味のバターです。

文：㈱食文化 植竹