deltaフルーツ研究所
『完全果実』

水や砂糖を加えず、加熱をせず、数種のフルーツごとに最適な搾り方をした果汁と果肉をブレンドした、美味しいフルーツピューレです。

活きた酵素がカラダにうれしい。

「完全果実」は、delta(でるた）フルーツ研究所の宮本健さんが作る、果物をまるごと搾った栄養たっぷりの、美味しいピューレです。ジュースのようにゴクゴクといただくと、体が活き活きとしてくるのがわかります。
使用する材料は、皮ごとすりおろす長野県産りんごを主に、愛媛県産みかん、エクアドル産オーガニックバナナ、瀬戸内産レモン、キウイフルーツ。さらに、柚子やライムなどの香酸柑橘を香り付けに加えています。国産素材が約70％。「完全果実」は、さまざまな果物の栄養素と酵素をまるごと美味しく身体に摂り入れることができるのです。「追求しているのは風味だけではなく、栄養をカラダに届けることです」と、宮本さんは語ります。

うまいもん筆頭目利き人

町田 成一より

出会いは初夏の鹿児島でした。
芋焼酎による二日酔いと暑さにまいっていた私は、完全果実の鮮烈な美味しさに心身ともに蘇るのを実感しました。背筋が伸びました。カラダ中に生気がみなぎってきた感覚を、今もワクワクとして思い出すことができます。宮本健さんとは偶然の出会いでしたが、完全果実のお取り扱いを、すぐにお願いしました。
完全果実は食品衛生法上、ピューレとしか名乗れないそうですが、ジュースのようにゴクゴクと飲むのが一番美味しいと思います。術後の健康回復をめざしている方などに贈ると本当に喜ばれます。いい出会いが許されて良かったと感謝しています。

ブレンドの妙をお楽しみください。

「完全果実」は、りんご、みかん、バナナ、レモン、キウイフルーツなどの絶妙なブレンドで成り立っています。
「生のフルーツの果汁と果肉数種類を混ぜ合わせると複雑な旨みを感じることに気付き、ブレンドすることを思いつきました。現在使っているフルーツは、美味しさ、仕入れの安定性、栄養価、加工のしやすさ、ゴミが出にくいことなど、さまざまなことを考えてセレクトしています。できるだけ日本の素材を使うことも心掛けており、ほとんどのフルーツ素材は生産者さんから直送で届きます。バナナだけは国産調達が難しいので、高品質で知られているエクアドル産有機を使用しています」と、宮本さん。果物ならではの甘味と酸味を両立させること、アクセントとしてほんのり苦味を加えて調和させることで、美味しく、しかも毎日飲んでも飽きない味に作り上げました。

自身の大病が商品開発のきっかけ

宮本さんは、約10年前(2012年)に生死をさまよう大病（急性血液がん）をされた際に食の大切さを痛感し、日々の食生活を見直しました。
「葉（葉もの）、実（果実）、根（根菜）を生食する野生の日本猿には病気がないことを親しい動物研究学者から教えてもらい、それからは積極的に野菜と果物を食べました。とくに果物を食べるとカラダが喜ぶことを実感しました。自分を救ってくれた果物を使った商品で、体調の優れない方から病気療養やアスリートのコンディション向上まで、世の中のお役に立つことができたら私の大病経験も意味があったのかも知れません」と、宮本さん笑います。
「生産者さんとお付き合いを重ねる中で、日本の果物はもっとは高く評価され、生産者さんの努力は実らなくてはならない、と強く思うようになりました」。「完全果実」のパッケージに日本地図を表記しているのは、そんな想いからだそうです。

美味しさの秘密は素材との向き合い方です。

果物はひとつひとつ丁寧に洗浄し、新鮮なうちにカットします。それぞれの果物の個性が活かせる搾り方でピューレにします。
「フルーツひとつひとつを人の目と心で判断し、洗うことも搾ることもすべて手作業で行なっています。食感を大切にしているためミキサーは使いません。ミキサーは食物繊維にダメージを与え、食感にフルーツらしさを失わせるからです」と、宮本さんは製造上のこだわりを話してくれました。
例えばりんごは、生産者さんから直送されるサンふじやジョナゴールドを、種も粉砕できる強力なスロージューサーで丸ごとすりおろします。りんごは皮と皮の近く、そして種に栄養が集中しているからです。りんごは甘さと酸味を兼ね備えているため、ブレンドしたときに果物の調和を促すため、「完全果実」の中で重要な役割を果たします。このようにそれぞれのフルーツ素材ひとつひとつに深いストーリーがあります。

手間ひまを惜しみません。

こうして作り出された各フルーツ素材のピューレは、1000回を超える試作を重ねて生み出された黄金比によって配合され、丁寧に混ぜ合わせることで「完全果実」は出来上がります。
「バナナの仕入れに困っているときにサポートしてくれたのは、在日エクアドル大使館でした。おかげで極上品といわれるエクアドル産の有機バナナを扱わせていただいています。バナナは15〜20℃前後の温度帯での保存が良いとされます。ですから冬場はバナナ用の温室を用意して美味しさを保っています」と、宮本さん。このように素材の状態を理想に近づける気遣いは、完成する製品の出来映えに大きく影響します。

やさしい味わいが毎日の継続に。

「完全果実」を飲んで最初に感じるのは、どこか懐かしくやさしい味わいです。果物の豊かな香りと風味が、なめらかながらも粒感が残る果実とともに身体中に沁みわたります。 果物の栄養を存分に摂取できる上に、果物だけで作られているので、カラダへの負担も少なく、継続してジュースのように飲むことができます。 食欲のない時や忙しい時の栄養補給にもおすすめです。画像のようにヨーグルトにかけても美味しくいただくことができます。

まずはそのままお楽しみください。

そのままフルーツジュースとして、お楽しみになれます。画像のように器に盛って、アマニ油などをかければ、果物のすり流し（スープ）にもできます。 炭酸水で割っても美味しいですし、ウォッカなどとあわせればフルーツカクテルに。その他、料理の隠し味やソース、スイーツ作りの材料などいろいろな楽しみ方があります。 煮詰めるとフルーツの香りが引き立つジャムにもなります。
冷凍でお届けします。解凍は流水もしくは冷蔵庫で行うことをお勧めします。解凍後は24時間以内にお召し上がりください。ナマモノのため、冷蔵状態であっても鮮度劣化がおこります。常温放置はお控えください。

文・林麻実
撮影・八木澤芳彦、deltaフルーツ研究所