愛媛県西予市ゆうぼくの里
希少な雄のジャージー牛
「はなが牛」
長期熟成で赤身の魅力を引き出す
雄ジャージー牛を育てて
食べることは
生まれてきた「命」に少しでも
高い価値を付けること
ジャージー牛はイギリス領海峡諸島のジャージー島が原産の乳牛です。
一般的に私たちが乳牛としてイメージする白黒模様のホルスタイン種と比べると、濃くて味わい深い牛乳がとれます。このジャージーの雌牛は乳牛としては価値が高いのですが、雄牛は大きくなりづらいという理由で市場での価値が非常に低く、仔牛の段階で価値がほとんどない肉牛として処分されてしまいます。
そんなジャージー種の価値を高めるため、自社牧場で雄(去勢)を大きくなるまでしっかり育て上げています。大きくなりづらい牛ですが、濃厚で本当に美味しいお肉になります。
日本ではジャージー牛は肉用としてはほとんど出回っていませんが、
ヨーロッパではジャージー牛の子牛肉が高級食材として取り扱われています。
生まれてきた「命」に少しでも高い価値をつけることも大切なことなのです。
はなが牛は自然豊かな環境で
地元のお米や稲わらを
食べて育つ
愛媛県西予市の歯長峠で㈱ゆうぼくが自社牧場で自然のなか育てる牛が「はなが牛」です。交雑牛、ホルスタイン、土佐あか牛、ジャージー牛、ジャージー交雑、F1クロス(4分の3和牛)、繁殖牛の合わせて約500頭が育っています。友人や家族、大切な人に、おいしい肉を食べて欲しい。そんな思いで成長促進剤や抗生物質の入った餌に頼ることなく、地元のお米や稲わら・麦わらを使った自家配合の餌を与え、衛生管理も徹底して時間をかけて丁寧に育てています。
ジャージー牛は適度な脂と
濃厚な赤身がうまい
ジャージーが乳牛として優れているのは、ホルスタインよりも腸が長くてよく餌を食べるため栄養成分が豊富で乳質がいいからです。 ジャージー牛は肉の色こそ薄いのですが、鉄分、βカロテンなどのビタミン類やオレイン酸が豊富で、適度な脂と濃厚な赤身でヘルシーに食べることができます。 ゆうぼくの里の新庄さんは「肉の味の余韻が強いです。口に入れた瞬間のインパクトはそこまでではないですが、噛み締めるたびに赤身肉の美味しさがしっかり感じられます。」と言います。
1か月間の
ウェットエイジングによる
長期熟成で肉の味を引き出す
ゆうぼくの里では雄のジャージー牛を約1か月丁寧にウェットエイジングで熟成、肉の味を最大限引き出してから冷蔵便で発送します。 「肉の旨味が強い」と感じるのはこの熟成を施しているからです。 ジャージー牛は大変希少なため、数量限定でのご用意となります。
文:植竹