名店の味 紀尾井町 福田家
紀尾井町 福田家
魯山人ゆかりの名料亭の
牛肉と花山椒の王道の味
紀尾井町
福田家の花山椒鍋
〆の細うどん以外は
すべて下ごしらえ済みの、
料亭ならではの春の豪華なお鍋セットです。
花山椒と牛肉こそ
王道の味。
花山椒鍋は、東京を代表する名料亭「紀尾井町 福田家」の春を代表する料理の一つです。 内容は、牛肉と花山椒の王道の組み合わせに、たけのこ、うるい、こごみ、生きくらげ、新たまねぎ、わかめなどの春の素材がたっぷりと加わる、春を満喫していただける贅沢なお鍋になります。花山椒は山椒の花の蕾です。ちょっと辛みのある、風味のいい春の高級食材です。
しゃぶしゃぶ感覚で
どうぞ。
鍋に出汁をはって温めたら野菜類を入れます。沸いてきましたらその上に牛肉と花山椒をのせ、牛肉の色がさっと変わりましたら、牛肉で花山椒を巻いてお召し上がりください。牛肉の甘さと花山椒の辛さの相性が抜群です。花山椒鍋の正統の味わいです。
具材は下ごしらえ
済みです。
具材は、料理人がひとつひとつ丁寧に下ごしらえをしてありますので、お鍋をご用意いただければ、お気軽に名店の味を堪能できます。 花山椒は奈良県産です。牛肉は花山椒との相性を考え、あえてサシが少なめの佐賀県産黒毛和牛ロース肉を選んでおります。さっぱりしていますが、コクのある絶妙な組合せです。
美しいセットです。
花山椒、野菜類、牛肉、出汁、うどんが美しく箱詰めされたセットです。
福田家のたけのこは、大阪岸和田産の朝掘りです。入荷日は生で食べられるほどのものです。5月に入り岸和田産が終わりますと、北海道産の五三竹(姫たけ)に変わる予定です。
出汁は、鶏出汁です。丸鶏、鶏ガラ、鶏皮を主に、大根、にんじん、セロリ、長ねぎ、玉ねぎなどのたっぷりの野菜を加えて8時間かけて煮出したものです。味付けは、淡口醤油、みりん、塩だけです。シンプルですが、素材の味を活かした名店の鍋出汁となります。
鶏出汁が濃くなった時のために、北海道産昆布を使った昆布出汁も併せて入っております。お好みに合わせて薄めることができます。
松下俊一
料理長です。
「花山椒鍋は、春にお客様に喜んでいただいているお料理です。牛肉を美味しく召し上がっていただくために、福田家では鶏出汁を使います。牛肉と鰹出汁は相性が良くないのです。たとえば牛丼を作る際も、鰹出汁よりも鶏出汁のほうが美味しくできます。
牛肉はA5ですと脂が強すぎますので、A3の後半のランクで、旨みののった和牛を指定して仕入れています。ですから程よい脂加減で、胃もたれすることなくお楽しみいただけると思います」。これが、魯山人ゆかりの名料亭の気遣いなのです。
やはり〆はうどん。
お鍋と言えば、〆も楽しみのひとつです。奈良三輪山勝 細うどんをご用意いたしました。断面が丸いのが特長で、生地を切った通常のうどんではなく、そうめんのように伸ばして作られた細うどんです。のど越しが良く、〆にピッタリの食感です。
文・小河原英二(食文化)
撮影・八木澤芳彦
紀尾井町 福田家
東京都千代田区紀尾井町1−13
TEL 03-3261-8577
入店時間 11:30〜13:00/17:00〜19:30
定休日 日曜日、祝日、土曜日(月1回)
昼は、16,500円、22,000円、27,500円。
夜は、22,000円から44,000円の5種。
昼夜ともに、各コースに+11,000円で魯山人の器を使った料理長おまかせコースに変更できます。