黒麹旭萬年
おつまみを選ばない、
香ばしい骨太な芋焼酎
芋焼酎「黒麹旭萬年」
宮崎県産
渡邊酒造場の黒麹旭萬年は、かつての芋焼酎ブームを牽引した銘柄の一つで、今も焼酎好きから愛されています。
早くから原料芋の自社栽培を手がけ、風土が醸す味わいを大切にしています。昨今の洗練された香り高い芋焼酎に物足りない方におすすめです。
うまいもん筆頭目利き人
月刊dancyu元編集長
文・町田 成一
撮影・八木澤芳彦
渡邊酒造場の黒麹旭萬年
骨太で、濃厚で、香ばしい芋焼酎です
香ばしい酒です。
渡邊酒造場の黒麹旭萬年は、20余年前の焼酎ブームの際に彗星のごとく登場。当時の黒麹芋焼酎人気をつくった銘柄の一つです。
黒麹ならではの骨太なボディ、深く香ばしい余韻をもつ、濃厚なタイプの芋焼酎で、今も焼酎ファンを楽しませています。
種田さんのおすすめの飲み方は、ソーダ割りかお湯割りです。
さつまいもを
栽培しています。
さつまいもは自社でも栽培に取り組んでいます。
「極力、農薬を使わずに、土づくりから原料芋の栽培をしています。品種は、黒麹旭萬年に使うコガネセンガン(黄金千貫)を主に、ダイチノユメ、さらにはハロウィンスイートやシルクスウィートにも挑戦しています」と、渡邊潤也専務は語ります。
創業は大正3年です。
渡邊酒造場が使う焼酎の原料は、芋と米はオール宮崎です。麦は創業者の出身地の愛媛に限定しています。黒麹旭萬年の麹に使う米は、7月末〜8月に収穫された新米の「夏の笑み」。新米のほうが脂の出が少ないため使っています。
「オール宮崎県産にこだわりたいという思いから、米も宮崎市の農家にお願いしています。いずれは、自社で米づくりもやりたいと思っています」と、専務の渡邊潤也さんは語ります。
風土が醸す味わいを。
渡邊酒造場の焼酎づくりの特徴は、蔵のある宮崎県田野町でしか造れない味を出すことです。蔵付き酵母を使い、さらには、自家栽培をしている芋についている土をもろみに取り入れることで、風土が醸す味わいを大切にしています。
食事とともに。
ふだんの食中酒に、美味しい芋焼酎をお楽しみください。