王様の島の
ブラックアンガス牛
タスマニアの北に位置する
東京都の半分ほどの島
オーストラリア
キングアイランド
限りなく自然に近い
環境で生きる牛
キングアイランドの牛には飼育という言葉が似合わない。
自然にあるものを食べ、飲み、勝手気ままに生きていると表現する方が適切だ。
もちろん、血統や牧草地の牧草の品種や天敵は管理しているが、他に余分な人の手を加えることはほぼない。穀物は与えない。成長ホルモン・抗生剤などの投与は論外。
圧倒的に素晴らしい自然環境があるから牛は生きる。そして勝手に元気に育つ。
その牛を人がうまい具合に頂くだけ。それが、王様の島の牛の流儀だ。
素晴らしい自然を
少し拝借する
王様の島の牛飼い
オーストラリア大陸とタスマニア島の中間に位置するキングアイランド。
南緯40度に位置するから、北緯40度で読み替えると、ニューヨーク・秋田の八郎潟・北京・マドリードと同じくらい。気候的には温帯の西岸海洋性気候に分類される。
つまり、イギリス・フランス・ドイツ・ニュージーランドと同じ分類。まさに、牛にとっては絶好の気候。故に、肉質の良いブラックアンガス種を育てることができる。
島には鉱山はあるが、産業としては乳製品とミネラルウォーター生産くらいしかなく、人による汚染は皆無に等しい。何と言っても島には1,500人ほどしか人類はいない。
その自然を利用して、栄養価の高いマメ科(クローバーやライグラスなど)の牧草を中心に播種から牧草地を管理している。つまり、牧草地の植生管理をすることで、牛の食の管理をし、グラスフェッドでも最高の肉質追求が可能となる。
王様の島の厳しい掟 その1
MSA
キングアイランドビーフの生産者JBSオーストラリアは、国際的に認められている認証プログラムであるMeat Standard Australia(オーストラリア肉基準)を取り入れ、他のオージービーフとは異なる、厳しい品質管理をしている。
農場から食肉加工・出荷までを一貫でマネージメントすることで、単なるナチュラルでなく、単なるグラスフェッドでもない、素晴らしい肉質を実現している。
王様の島の厳しい掟 その2
JBS Farm Assurance Program
キングアイランドビーフは厳しいプログラムを順守する農業者のみの手で生まれる。
厳しい掟はシンプル。放牧・牧草食・NO遺伝子組み換えの牧草・NO成長ホルモン・NO抗生物質・アニマルウェルフェア厳守、それに第三者監査(ISO/IEC17065)を受け入れること。そしてMSAトップランクの牛肉であること。
王様の島の牛肉は一般的なナチュラル&グラスフェッドビーフとは似て非なるものだ。
第一弾は若い牛のTボーン
& Lボーン 分厚い塊もある!
赤身の牛肉は霜降りと違い、たくさん食べたい!赤ワインをガブガブ飲みながら、口の中に肉の塊を放り込み、咀嚼力全開で食べ続けたい!辛いサルサやハーブたっぷりのパンチ力あるサラダも欲しい!
アミノ酸スコアが高く、鉄分などのミネラルもたっぷり!ビタミン類も豊富(緑の生の草を食べるから)!
中高年こそ 『霜降りでとろける♪』 牛肉ではなく、口腔ケアを徹底し、少し固いくらいの肉塊を噛み切り、大量のタンパク質とミネラルを補給する肉食能力を持つべきだ!
肉塊を切り裂く、ナイフとフォークを操る握力も必須だ。柔らかい食事で自分を甘やかしてはダメだ。
骨付き肉はテンションが上がる!料理は少し難しくなるが、青草で育った分厚い骨付き牛肉は、先ず目から刺激が入り、焼く時の音と匂いで引き込まれ、完璧に焼き加減に仕上げた自分の腕に酔い、客人や家人に喜ばれる瞬間の幸福感に満たされる!
王様の島の豊かな草と水と真面目な農業者を思い浮かべながら、
キングアイランドの骨付き塊肉とナイフ&フォークの丁々発止は続く。
(株)食文化 代表 萩原章史
食文化 代表 萩原章史
365日枯れることのない、人が管理するマメ科の牧草地で 10万頭の牛は悠々自適に育つ
栄養価の高い生きた草を食み、雨量が多い島の生きた水を飲む
王様の島のKing of Aussie Beef はMeat Standard Australiaで厳格に管理される
王様の島で育つブラックアンガス種の牛肉は凄い!