この先千年愛される蒲鉾を目指して
こだわり抜いた
蒲鉾「千」
- 余計な物は足さずに、
魚本来の力と足を極限まで引き出す
蒲鉾の起源は諸説ありますが、文献にはじめて「蒲鉾」の名が登場したのは1115年と言われています。
当時の蒲鉾は串に魚の練り物を巻き付け焼いたもので、今のちくわに近かったようです。その形は蒲(ガマ)の穂に似ており、「蒲穂子」が訛って「かまぼこ」になったとされています。
それから900年余りが経過し、味、見た目の面で様々な改良が繰り返され、板状にこんもりと盛られる今の美しい形になりました。よりおいしく磨かれていく一方で、大量生産により、本来必要な原料以外のものも含まれるようになってきました。
素材と製法にこだわって
作った蒲鉾です。
厳選した魚肉、国産の真鯛、天然の調味料を使っています。 蒲鉾の味わいにコクを出すために、地元でも有名ないわきの地酒「又兵衛」を加えました。
貴千は、昭和38年の創業以来、蒲鉾を作ることへの可能性を追い求めてきました。
通常ほとんどの蒲鉾製品には、アミノ酸などの添加物や保存料を使っていますが、貴千はそれらを一切使わずに、素材の美味しさが味わえる蒲鉾を作り上げました。少しくすんだ色をしているのは、魚肉本来の色です。
また、食物アレルギー特定原材料等28品目不使用のアレルゲンフリーですので、多くの方に安心して食べていただけます。
創業以来の摺る事への
こだわり
貴千の創業は昭和38年です。三代目となる小松唯稔社長は、創業者小松中司氏の「摺ること」への教えをかたくなに守り、蒲鉾の可能性を追い求めてきました。
魚のすり身はちょっとした温度や湿度の変化によって変わってしまいます。
摺りが雑だと身が粗くなり、身の味を最大限に引き出せません。機械まかせにせず、手の感覚で身の状態を確かめながら丁寧に摺ることを心がけます。
蒲鉾の食感を作り上げる
「坐(すわ)り」
成型と蒸し工程の間に「坐り(すわり)」という低温熟成の工程があります。
低温でじっくり寝かすことでたんぱく質が変性し、噛んだときに歯を跳ね返す、あの独特の食感が生まれます。
この工程を慎重に丁寧に行う事で、しなやか、かつ、歯に吸い付くような食感を出しました。
お召し上がりの際は、ぜひ厚めに(目安として12mm)に切って、食感をお楽しみください。
まずはそのまま何もつけずに素材本来の味を、あとはお好みでわさび醤油をつけてお楽しみください。