島崎 真人 のお米

ごはんソムリエの八尾です。

山形県南陽市。四方を山に囲まれた盆地であるこの地では、雪解け水が生み出すミネラルを含んだ上質な水、夏場は15度近い昼夜の寒暖差もあるので、米どころ山形の中でも有数の高品質なお米を生み出します。

そんな土地で注目を集める腕利き生産者 島崎 真人さんがいます。

先代から受け継いだ20haに及ぶ広大な田んぼで、他の米農家が作らない珍しい品種や、難しい品種にチャレンジしています。 お米のコンクールでも上位に入賞を果たすほど、どれもが卓越した美味しさを誇ります。

「令和6年度（2024年度）はとてもいい状態で来ています。味に期待してください！」と力強い言葉を寄せてもらっています。

こだわりのこもった多彩なお米にご注目ください。

その米作りの基本は土づくり。地元畜産業者と連携し完熟有機もみ殻肥料を田んぼにすき込みます。先代が大切に育ててきた田んぼを実直に受け継ぎ実に40年にわたって行っています。
「有機の取り組みは続けなければ効果が出ません。」
島崎さんはそう話します。

米糠のほかに蛎殻・海草なども土に施し、栄養豊富で微生物も元気に活動する土壌環境を、時間をかけて実現してきました。
そのため島崎さんの田んぼには一つの生態系が出来上がっています。

さらに稲の健康を第一に考え植える株数を抑えます。山形では一坪当たり60〜80株のところ37〜50株と、一般的な田んぼに比べ半分ほどしか植えません。
これを疎植（そしょく）と言います。収穫量は減りますが、稲と稲の間が空くことで風通しが増し、太陽光もいきわたり光合成が活発化。そして1株当たりの栄養も豊富なため一本一本が太くたくましく育ち、病気に負けない稲となります。

しかし、疎植はマニュアルがないため、試行錯誤の連続だと言います。

島崎さんの日々の努力と土の力・稲の力が揃い、農薬使用量は慣行栽培の8〜10割減という大幅な削減を達成。
美味しく安心・安全なお米作りを実現しています。

是非食べてみて下さい。
きっと皆さまのお気に入りのお米となる事でしょう。

私が特にお勧めするのは「夢ごこち」
大変高い食味を誇るお米ながら、生産量が非常に少なく幻のお米とも言われています。肥料の時期が難しく、倒伏が発生しやすく、そもそも収穫量が少ない。さらに知名度のなさから流通網もないと、とても難しいお米です。
しかし、もちもちした食感と後を引く心地よい甘さと香りで米好きからは格別の評価を受けるお米です。

島崎さんからも「白米で土鍋とかで炊いて香りを楽しんでほしい。おかずがいらないほど美味しいです！」と太鼓判です。

島崎さんが最も力を入れているのがこちらの「ミルキークイーン」です。もちもちとした食感に、甘さとコクのバランスの良い味わい。もち米のような香りも広がり、冷めてからさらに美味しくなる特徴的なお米です。
特に島崎さんがこだわる“疎植”により美味しさが引き出される品種で、加えて南陽市の大寒暖の差がより甘さを高めます。

島崎さん「稲刈り中のおにぎりにはミルキーです。冷めてから本領発揮なのでおにぎりやお弁当にぜひ使ってください。」

ササニシキはその栽培の難しさから、生産者が少なく、今まさに消えゆく品種です。
しかし、食味は格別…しっかりとした食感と昔ながらのコクのあるストレートな旨味にあっさり後味で、丼でガツガツ食べたいお米です。「ササニシキが食べたい！」という方も多いでしょう。

暑さや病害虫に弱く年々栽培適地が少なくなってきています。島崎さんの田んぼでも、冷たい水が流れ込むほんの一角に限定して育てています。「腕試しです」と島崎さんは語りますが、温暖化で適地とは言えない状況の中でも毎年「一等米」クラスの品質を貫きます。

島崎さん「ササニシキは和食でも洋食でも何にでも合います。おかずを引き立てる米なので、お寿司や親子丼などの丼物にもおすすめです。」

〇2023年 あなたが選ぶ日本一美味しい米コンテスト 優秀金賞受賞
農業者団体・生産者・学生など日本中から500のお米がエントリーする大会で、全体の2位である「優秀金賞」に輝きました。

山形県でも選抜された農家しか育てることができないお米で、厳選された栽培により全国で高い評価を受ける品種です。艶やかな見た目と、濃厚な香り。柔らかで粘りがあり、しっかりとした甘みを楽しめるお米です。 高い評価を受ける、島崎さんの「つや姫」はひと味違います。

お米は収穫してから徐々に美味しさが変質してしまいます。
脱穀後、籾や玄米の状態で温度湿度をコントロールした低温倉庫で鮮度を落とさないように保管します。

ご注文をいただいてから精米・産地直送でお届け。
精米したてのお米は美味しさが違います。

安心・安全で美味しい、そして多彩な島崎さんのお米をお楽しみください。