鮎田ファミリーの愛と感動の味 1
ラ・コメータの
「ロディジャーノ・チーズ」
麻布十番のイタリアンの名店「ラ・コメータ」から、
希少なイタリア食材をお届けします。
ロディジャーノは1000年以上の歴史のあるチーズです。
鮎田ファミリーです。
ラ・コメータは、1982年(昭和57年)に東京・麻布十番に開店。イタリアで8年修業した鮎田淳治シェフと、イタリアのアブルッツオ出身の奥様による、イタリア各地の家庭料理をベースにした本場の味を提供するレストランです。
近年は、写真右の次男の晃さんがシェフに就任。若い感性を取り入れた、華やかで実のあるイタリア料理でますます人気です。
その美味しさを際立たせているのが、鮎田淳治さんが長男の留佳さん(左)とともに輸入をしているイタリアの希少な食材類です。ファミリーで足繁くイタリアに通い、チーズや調味料などの本物の食材探しに精を出してきたそうです。
そんなイタリアを知り尽くした鮎田ファミリーがおススメするイタリアの特別な味をご紹介します。第1回は、イタリア最古と言われるチーズ「ロディジャーノ」です。
ロディジャーノ・チーズは、
抜群の口溶けとミルキーな甘さ!
「ロディジャーノ」は、パルミジャーノ・レッジャーノやグラナパダーノの原点、イタリア最古、とも言われているハードタイプのチーズです。イタリア北部に位置するロンバルディア州のロディ村で1000年以上も作り続けられてきました。しかし、今では4軒の生産者が残りのみで、1日に12個しか作っていない、という希少なものになっています。鮎田淳治さんは語ります。
「ロディ村はパルミジャーノを作っているパルマと比べるととても小さな地域です。パルミジャーノと違って協会やDOP認定もなく、プロモーションもできていないので、イタリアでもその地域だけで愛されているマイナーなチーズなのです。でもその分、生産者自らの目の届く範囲で、実に丁寧に上質なチーズを作っています」。
今回は、Cascina Dede社のものをお届けします。Cascina Dede社は、より良いチーズを作るために、牛を飼い、餌にチーズを作る際にできたホエーを与えるなど、伝統を守り、チーズが出来るまでの工程を一貫して行っている作り手です。
削りたてを
お届けします!
このロディジャーノは、日本で唯一「ラ・コメータ」が輸入しています。その魅力をシェフの鮎田晃さんに伺いました。
「パルミジャーノの香り、グラナパダーノのしっとり感、両方のいいところを兼ね備えているチーズです。何といってもラスパドゥーラしたロディジャーノの見た目の楽しさと、雪のように溶ける質感は他のチーズにはない魅力です!」。
今回はシェフが専用のナイフでラスパドゥーラ(Raspadura : 硬いものを削る)したものをパックに詰めてお届けします。
うす〜く削られているので、たいへん柔らかく、フワッとして溶けるようなその舌ざわりは、他のチーズでは味わえない質感です。味わいはパルミジャーノに似ていますが、塩味は優しく、いくらでも食べることが出来てしまう中毒性の高いチーズです。
ロディジャーノの楽しみ方。
鮎田晃シェフに、美味しい食べ方を教わりました。
まずは気軽に、ミニトマトと葉物の簡単なサラダにロディジャーノをフワッと盛って、お気に入りのオリーブオイルをさらっとかけるだけ。日常のサラダもこのチーズを上に載せるだけで一気に華やかになります。
卵かけごはんもおすすめです。
お次は見ただけで美味しそうな「カルボナーラ風 卵かけごはん」。こちらもとっても簡単。
炊きたてのご飯の上にロディジャーノをこれでもかとのせて、少し窪みを作って、黄身をポンっと落とすだけ。カルボナーラ風なので、上から胡椒を。イタリアンなので、醤油の代わりにオリーブオイルを回しかけたら完成です。トライしてみてください。シンプルがやっぱり美味しいのです。
風味の違いをお楽しみください。
ロディジャーノは、ラスパドゥーラした薄切りタイプのものと、ブロックタイプのものをセットでお届けいたします。
まずはふんわりと、そして口に入れると溶ける食感のラスパドゥーラをお試しください。
ブロックタイプはラスパドゥーラのものより熟成期間が長く24カ月熟成になるので、熟成した風味をお楽しみいただけます。ご自宅にてグライダーでお肉やパスタ、サラダの上にパルミジャーノの要領でお使いいただけます。または、一口大にカットして、ワインのお供にもピッタリです。
ロディジャーノ以外にも美味しいチーズが取り寄せできます。ジャムやバルサミコもあります。