懐石小室 東京・神楽坂
懐石小室 東京・神楽坂
菊月の酒肴セット
すっぽんの茶碗蒸し、鮑の肝和えなど、
9月の美味しい和食をお楽しみください。
充実の料理8品です。
和食の名店・懐石小室の小室光博さんは語ります。
「9月は、夏の名残もあり、秋の入り口でもあります。鮎、あわび、はも、車海老の名残の味、秋を感じさせる鯛、すっぽん、にしん、茄子、舞茸……。美味しい食材で季節の和の味を、たっぷりとお楽しみいただきます。和食の素晴らしさを、ぜひ体験していただきたいと思います」。
9月のお品書きです。
このお品書きとともに、お料理を真空パックでお届けします。シールの色分けで内容がわかります。すべて二人前です。
以下、量もそのままに、小室さんに器に盛っていただきました。器選びと盛りつけも和食の楽しみの一つです。
天然鯛の昆布〆
秋の入り口らしく、菊の花を梅肉と柚子胡椒で和えた菊花梅肉柚子胡椒を薬味として鯛の昆布締めをいただきます。これぞ、和食です。鯛は、皮を霜降りにした松皮造りですので、鯛の旨みを存分にお楽しみいただけます。
醤油を出汁と橙(だいだい)の搾り汁で割った加減醤油もお付けします。
天然四万十鮎の酒焼き
9月に入り大きく育ってきた高知県の四万十川の鮎を、三枚におろし炭火で酒焼きにしてお届けします。酒をふりながら焼くことで、くさみがなく味がまろやかに仕上がります。酢橘(すだち)を一つ入れますので、半割にして添えてお召し上がりください。
鮑の肝和え
鮑(あわび)を、醤油漬けにした鮑の肝で和えた、まさに酒肴です。酒がすすみます。
揚げ鱧の山椒煮
揚げた鱧(はも)と牛蒡(ごぼう)を、実山椒をきかせて炊き上げた、家庭ではなかなか味わえないお料理です。「鱧と牛蒡は相性が良く、美味しいものです。牛蒡が鱧のくせを抑えてもくれます」と、小室光博さんは語ります。
天然すっぽんの茶碗蒸し
すっぽんの豊かな旨みを存分にお楽しみいただける、素晴らしい茶碗蒸しです。天然すっぽんの丸鍋は、懐石小室の看板料理の一つでもあります。そのエッセンスを実感できます。露生姜をお付けしますので、少し掛けてお召し上がりください。
身欠き鰊と茄子の煮物
身欠き鰊(にしん)を炊いて、そこに茄子を加えて煮るおばんざいに「にしん茄子」があります。これを極上の料理店の味に仕上げたお料理です。身欠き鰊は、鯛の頭などの出汁で旨みを含ませます。茄子は車海老の頭を加えた出汁を使います。見事です。青柚子を一個お付けしますので、表皮を刻み柚子にしてお召し上がりください。
舞茸と車海老の湯葉巻き揚げ
小室さんが大好きだと言う、生の平湯葉を使った揚げものです。具材の、旨みたっぷりの車海老のすり身と、香りのいい舞茸が素敵です。
和風ピクルス
酢と砂糖と塩のシンプルな和風のピクルス液に、茗荷、人参、大根、胡瓜、牛蒡、昆布、実山椒を漬けたものです。昆布の旨みと実山椒の風味で、たいへん美味しくいただけます。
取材・白石さやか
文・町田成一
撮影・大山裕平
懐石小室
東京都新宿区若宮町35-4
TEL 03-3235-3332
12:00〜13:00(ラストオーダー)
18:00〜20:00(ラストオーダー)
日曜・祝日休み 要予約
カウンターのほか、テーブル席もあります。