清左衛門 清左衛門の贅沢茶漬|通販・お取り寄せ
清左衛門 兵庫・甲子園
脂ののった紅鮭と塩だけ。
辛口を極めた!
炭焼き・手ほぐし
鮭茶漬
“真の辛口”鮭茶漬です。
清左衛門のモットーは「本物の味をお客様にお届けすること」。
店主の北佳子さんが厳選した紅鮭と塩だけでつくる「鮭茶漬」です。店で紅鮭に塩をし、炭火で焼き上げ、熱々を手でほぐして瓶に詰める。辛口佃煮の「贅沢茶漬」と同様、上質な素材でシンプルにつくり上げる、一切のごまかしが効かない本物です。
北大路魯山人の一節から
生まれました。
「鮭茶漬」が生まれたのは2002年のこと。清左衛門の代名詞「贅沢茶漬」が誕生してから約7年後のことでした。きっかけは北大路魯山人の著書『魯山人の料理王国』(文化出版局刊)の「お茶漬の味」の一節でした。
“煎茶をかけての塩鮭のうまさはお茶漬け中の逸品で、雑念を払って没頭できるほどの味を持っている”
「この一節で、なんとしても『鮭茶漬の最高峰』をつくってみたいと思ったんです」と、北佳子さんは語ります。
脂ののった
立派な紅鮭です。
「紅鮭は、初夏に千島沖で獲れるものが最高なんです」と、北さんは語ります。鮭の中で一番美味しいとされる紅鮭の中でも、とくに脂ののったものを厳選して鮭茶漬をつくります。
塩を効かせて、
丁寧に捌きます
冒頭にもお伝えしましたが、材料は紅鮭のほかに塩だけです。
「鮭に塩を効かせるのは単なる保存のためではなく、鮭の旨さを引き出すためなのです。冷凍・冷蔵設備が整った現代でも、鮭の本当の旨さを堪能するためには、鮭に塩をしっかり回すことが重要です」と、北さんは語ります。使うのは、伯方の塩。まずは魚の表面と腹の中にたっぷりの塩をまとわせ、1週間ほどねかせます。
しっかりと塩が効いたら洗い流して捌く工程に移ります。大振りの紅鮭を何匹も捌くのは、体力的に相当なエネルギーがいります。北さんをはじめ清左衛門のスタッフの方々が丁寧かつ豪快に捌きます。
仕上げの塩で紅鮭の
旨みを最大限に
引き出します。
切り身にしてから、さらに仕上げの塩を振り、紅鮭の旨みを最大限に引き出します。ベストな状態になったら、余分な塩を洗い流して、下ごしらえは終了です。
土佐備長炭で
香ばしく焼きます。
こだわるのは、食材だけではありません。最高峰のものをつくるのであれば、焼くための材料も最高のものを揃えます。贅沢茶漬の穴子と同様に土佐備長炭で焼き上げます。
塩の華が咲きます。
焼けると塩の華が咲き始めます。これが本物の塩鮭です。調理場には芳ばしい香りが立ち込めます。「清左衛門の鮭茶漬は、生臭さとは無縁なのです」と北さん。上質な紅鮭を丁寧に下準備し、備長炭で焼くからこそ生まれる、素晴らしい香りと味わいです。
焼き立てを
手ほぐしします。
網から上げたら、すぐに手でほぐします。贅沢にやや粗めにほぐすのが、清左衛門流です。熱を取り、瓶に詰めたら完成です。
ほんの少しでも
満足できる味です。
「冷蔵庫にひと瓶あれば、毎日の食卓がちょっと贅沢になること間違いなしの重宝な逸品と思っています」と、北さんは笑顔で語ります。ひとかけらで、鮭の旨みが存分に味わえます。熱々の煎茶をかけるお茶漬けのほかに、北さんのおすすめは、おにぎりとふりかけです。たいへん塩辛いので、少しずつお召し上がりください。
文・中村百恵
撮影・東谷幸一
清左衛門 甲子園本店
兵庫県西宮市甲子園五番町15-16
TEL 0798-49-8898
営業時間/9:00〜18:00
(都合により午後5時で閉店する場合がございます。)
休み/日曜日(正月、GW、夏期休暇あり)