本物の美味しさに出逢う
THE SIMIZ 清水俊樹さんの
完熟いちじく詰め合わせ
完熟いちじくを複数品種、組み合わせてお届けする特別な詰め合わせです。 三重県で本物の味を追求し、いちじくの多品種栽培を手掛ける生産者 THE SIMIZの清水俊樹さんがこだわり抜いた美味しさです。
生産者の清水俊樹さんです
清水俊樹さんは2022年に「THE SIMIZ」といういちじく専門の農園をスタートさせました。
農業高校を卒業後、農業にかかわるさまざまな仕事を経験してきました。情報収集の一環で三重県の果樹苗農場を訪れた際にいちじくに出逢い、あまりの美味しさに感動。世界には200種類ものいちじくがあると知り、特別な美味しさに魅了されていちじく農家として就農を決意したと言います。
清水さんのコンセプトは〜CLOSE TO "THE" ORIGIN:本来の美味しさを求めて〜
日本には栽培マニュアルがほとんどないいちじくを、海外の文献も読みながら栽培技術を独自に磨き上げています。今では約20品種・約1500本ものいちじくを育てています。
様々な品種のいちじく達
清水さんのいちじくセットは品種を選ぶことはできません。
外皮が黒い物や茶色い物、緑の物や縞模様、グラデーションの入ったものなど色合いだけでも多彩です。さらに、大きいものや一口大の小さい物、柔らかいものから程よい歯ごたえがあるものなど、これほどまでに個性的なのかと驚くラインナップです。
一度のお届けで2〜3品種、季節により5品種以上をお届けします。
品種ごとに手書きでシールを貼りつけ、その違いをお客様にもお伝えします。
清水さんの愛情が詰まった荷姿にもご注目ください。
お届けする品種の一例
THE SIMIZ では現在約20品種のいちじくを育てています。ここではその一例をご紹介します。
個性豊かないちじくたち、収穫の時期により少しずつ違う品種が届きます。新しい美味しさとの出逢いや、何度か利用するうちにお気に入り品種との再会も楽しむことができる。そんなセットです。
当店目利きは
・芳醇で上品な甘さの「ビオレ・ソリエス」
・抜群の甘さとジューシーさをもつ「バローネ」
・華やかで蜜のようなコクのある甘さ「ピーター」
特にこの3種類との出会いが印象的でした。
樹上で完熟した
皮ごと食べられるいちじく
清水さんのいちじくは完熟状態で届きます。
届きましたら冷蔵庫(野菜室)に保管して、2〜3日くらいで食べきってください。
いちじくは丸かじりするのが美味しいと考え「皮ごと食べれるいちじく」にこだわります。
過剰な日光はいちじくの外皮を硬くしてしまうため、遮光ネットで日陰を作りつつ、光合成も維持する絶妙な調整を行っています。
それにより、甘く柔らかで皮ごと食べられる風味のあふれるいちじくが生まれます。
もちろんまるかじりするものですから農薬も控え、慣行栽培に対して7割の削減を実現しています。
いちじくは栄養も満点
いちじくは漢字では「無花果」と書き、花が咲かない果物とされていますが、実は内部の粒粒一つ一つが花で、果実の内側に向かって花が咲いているのです。そのため厳密には果実ではなく花そのものを食べていることになります。
そのような特徴からいちじくは他の果物にはない栄養を多く含みます。特にタンパク質分解酵素ペクチンを豊富に含み、さらにカルシウム、鉄分、ポリフェノールなども豊富です。皮ごと食べるのは栄養面でもおすすめなのです。
知られざるいちじくの世界に触れてください
いちじくは約1万1000年前の古代遺跡で発掘されており、人類が最初に栽培を開始したフルーツともいわれております。(米ハーバード大)旧約聖書でもアダムとイブの象徴的な植物として登場します。
日本には江戸時代初期に伝わったとされ南蛮柿とも呼ばれていました。中でも「蓬莱柿(ほうらいし)」は日本での栽培も長く「在来種」として扱われています。
それでも原産であるトルコやエジプトなど中東・アフリカ地域とは違う、高温多湿の日本では栽培がとても難しく、なかなか定着しませんでした。
近年、少しずつ欧州系・米国系の品種が広まって日本向けの品種改良も行われてきていますが、清水さんのように複数の品種を同時に出荷できる生産者はなかなかいません。
栽培の難しいいちじくをこれほどまでに多彩に楽しめることは感動すら覚えます。
何度か利用されると、お気にいりのいちじくに出逢えることでしょう。
※完熟状態でお届けするため、底部が割れていたり一部柔らかくなりつぶれが生じる場合もありますが、これぞ完熟の証として、ご理解をいただければ幸いです。
※到着の状態でお困りのことがあれば当店までお知らせください。
文:八尾昌輝
写真:八木澤芳彦、清水俊樹提供