Regalez-Vous レガレヴ 鎌倉
Régalez-Vous レガレヴ 鎌倉
バターリッチな
ふんわりとした食感と
シナモンの香りが絶妙
鎌倉「レガレヴ」の
シナモンロール
とことん上質に。
レガレヴ佐藤亮太郎シェフのシナモンロールは、発酵バターたっぷりのふんわりとした食感、上品に香るシナモン、アーモンドクリームの甘いコク。さらに、上掛けされたシナモンとバニラが香るグレーズと胡桃のパリッとした口当たり。これらが見事に調和した上質さが魅力です。オーソドックスなヴィエノワズリーの美味しさをとことん高めようとしていることが伝わってきます。
生地の配合は、クロワッサンと同じ、発酵バター1とフランス産などの小麦粉が2というリッチさです。「シナモンロールは層があまり出ない、ふわっとした生地のほうが美味しいです」と佐藤亮太郎シェフ。シナモンロールは、クロワッサン生地を、きめが細かくふんわりとした食感に仕上げます。
シナモンとアーモンドが
奥深い味わい。
レガレヴのシナモンロールは、上品に香るシナモンと奥深い味わいが特徴的です。その理由は生地の中にシナモン入りのアーモンドクリームを使っているからです。「通常のシナモンロールは、バターを中に入れることが多いのですが、焼き上げたときに溶け出してしまいます。アーモンドクリームだと溶け出さず、中にとどまるのでシナモンの味がしっかり感じられます」と佐藤シェフ。ふんわりとした食感の生地にシナモンの香りとアーモンドの甘いコクが引き立ちます。中に散りばめられた胡桃、上掛けされたグレーズのパリっとした食感も美味しさのポイントです。
シナモンロールの
魅力に迫ります。
フランス産と北米産の小麦粉をブレンドした粉とフランス産の発酵バターを使って生地を作ります。
冷凍庫で15分ほど休ませた生地に、シナモンパウダー、バニラオイル入りのアーモンドクリームを塗ります。
胡桃を散らします。食感が残るように手で砕きながら置きます。
空気が入らないよう、巻き始めはきっちり巻きます。あとは転がすようにやさしく巻きます。
1つ当たり70gにカットします。型に入れて28℃で3時間発酵させます。低温でゆっくりと発酵させることで、バターと小麦粉の香りが引き立つそうです。
生地が1.5倍ほどになりました。まず180℃で、空気を抜いた状態で10分焼成します。次に、空気を入れて10分焼成します。この細かい空気の調整が膨らみや形の美しさに影響するそうです。
小麦粉と発酵バターのいい香りの中に、シナモンの甘い香りも漂います。焼き上がりです。
粉糖、シナモンパウダー、バニラオイルを水で溶いたグレーズを焼き立てのシナモンロールにたっぷり付けます。
再度オーブンで1分弱ほど焼成して、グレーズを乾燥させます。
シナモンパウダーを振りかけて完成です!
お好みの紅茶と一緒に
お楽しみください。
焼き立てを急速冷凍してお届けします。袋から出して、常温で約3時間かけて解凍し、そのままお召し上がりください。温めたい場合は、家庭用オーブンでしたら庫内の温度を180℃まで上げ、30秒〜1分焼いてください。オーブントースターの場合は、庫内の温度を190℃まで上げ、スイッチを切ってからシナモンロールを入れて1分ほど温めてください。グレーズが溶けて焦げてしまうので、温め過ぎにはご注意ください。
シナモンロールは紅茶と相性が抜群です。お気に入りの紅茶と一緒にお茶の時間をお楽しみください。
佐藤亮太郎さんです。
佐藤亮太郎さんは、パティシエとしてのフランス在住歴が26年。「ラペルーズ」という1766年創業のパリ最古の人気レストランのシェフパティシエ、三ツ星レストランでスーシェフを務めるなど、輝かしい経歴の持ち主です。
2021年9月19日、鎌倉にデセール(レストランデザート)が楽しめるサロン・ド・テに、ヴィエノワズリーとフランス菓子などのショップを併設したお店「レガレヴ」を開店しました。
佐藤シェフのヴィエノワズリーやお菓子の特徴は、上質な素材をふんだんに使ったフランスの正統派です。香りと味わいが格段に違います。
文・林麻実
撮影・天方晴子
Régalez-Vous
神奈川県鎌倉市御成町10-4
TEL 0467-81-3719
8:30〜19:00 不定休
サロン・ド・テでは、佐藤シェフの代表作であるパリ左岸のスフレ、うまいもんドットコムで取り寄せできるクレープシュゼット、プロフィットロールなど、季節のデセールやサンドイッチを楽しめます。
フランスの伝統を踏まえ、上質な材料でつくられるカヌレやケイクパリジャンなどの焼き菓子、クロワッサンやショーソン・オ・ポムなどのヴィエノワズリーも素晴らしい味わいです。