10種の干しきのこと
鶏白湯の火鍋です
餃子百珍
一味玲玲
の
2種の「きのこ火鍋」
きのこの風味をストレートに味わえる白い「茸白湯」と、
麻辣を効かせた真っ赤な「麻辣湯」の2種です。
茸白湯は白い「きのこ火鍋」です。
新橋に本店のある中国家庭料理の人気店「餃子百珍 一味玲玲」のきのこ火鍋は、10種もの乾燥きのこが入るスープ、白濁するまで炊いた鶏スープ(鶏白湯)が味の決め手です。2つを合わせて温めるだけで、きのこの香りが漂います。
具材は、10種のきのこのほかに、特製の棒棒鶏と板春雨が付きます。あとは、お好みの肉や野菜などをご用意ください。旨味たっぷりの火鍋が楽しめます。「茸白湯」は、辛くない火鍋です。
麻辣醤入り「麻辣湯」もあります。
辛い火鍋をお好みの方は麻辣湯をお選びください。痺れる旨辛さが病みつきになります。茸白湯に麻辣醤を加えたのが麻辣湯です。一味玲玲の麻辣醤は、干し海老、牛と豚の挽き肉、山椒、唐辛子粉、ネギ、生姜、ニンニクなどを炒めて作る万能調味料です。山椒の痺れ、唐辛子の辛み、干しエビの旨味などが、猛烈に食欲を刺激します。麻辣醤の単品もご用意していますので、麻婆豆腐や麻辣炒飯などが手軽に楽しめます。
一味玲玲の神山玲さんです。
「餃子百珍 一味玲玲」は、大連出身の玲さん(リンさん)が得意とする餃子や火鍋などの中国家庭料理で人気のお店です。中国大連に生まれた神山玲さんは、1987年に来日。2003年に新橋に「一味玲玲」を開店しました。その後2023年に「餃子を探す私の大冒険。新味ぞくぞく、味の新大陸」をコンセプトに多くの方に餃子を楽しんでもらおうと、「餃子百珍 一味玲玲」にリニューアルしました。お店では常時20種の餃子を、焼き、茹で、蒸しの3通りの調理方法で楽しめます。
茸白湯と麻辣湯の魅力を
ご紹介します。
10種のきのこが入っています。
きのこは、ヒラタケ、アミガサ茸、ハタケシメジ、サナギタケ、エリンギ、オオシロアリタケ、ヤナギマツタケ、フクロタケ、モウコシメジ、ツクリタケの10種類の乾燥きのこです。これらのきのこを一晩水に漬けて戻します。きのこの風味が抽出された奥深いスープと、シャキシャキやコリコリなど、きのこのさまざまな食感も魅力です。
4時間かけて煮込んだ
鶏白湯スープです。
火鍋のベースとなる鶏白湯スープは、丸鶏と鶏ガラを4時間かけてじっくり煮込みます。「骨がとけるほど煮込んだスープは旨味とコクがあります。栄養たっぷりなので、中国では産後の女性はこのスープを飲み、力をつけます」と玲さん。
棒棒鶏が付きます。
棒棒鶏は、スパイスに付け込んだ鶏肉を蒸して作った、一味玲玲でも人気の料理です。そのまま食べても美味しい棒棒鶏を火鍋に使うのが玲さん流です。肉がスープを吸って、ふっくらジューシーになります。
板春雨は煮込んでください。
板春雨もお付けします。美味しいスープを吸いこんだ板春雨は、つるつるとのど越しがよいので他の具材の箸休めにぴったりです。スープが煮立ったら最初から鍋に入れてください。
玲さんにおすすめの具材を
聞きました。
「油揚げは旨味も出るし、美味しいスープを吸うのでぜひ入れてください。肉は、茸白湯はスープがあっさりとしているので鶏肉を。麻辣湯は、牛肉やラム肉がおすすめです。豚肉ならどちらでも合います。野菜は、長ネギ、白菜、ヤングコーンなど。締めは中華麺ですね。麻辣湯はご飯にスープをかけて食べるのも美味しいです」
簡単に火鍋が楽しめます。
お届けは冷凍です。解凍後、きのこの入ったスープと鶏白湯スープをお鍋に入れ、沸騰したら棒棒鶏、板春雨、お好みの食材を入れて煮込みます。食材から水分が出て味が薄まったら塩を足してください。麻辣醤はお召し上がりの直前に入れていただくと、よりスパイスの風味が感じられます。画像は麻辣湯です。茸白湯には左手前の麻辣醤は付きません。
文:林麻実
撮影:天方晴子
一味玲玲 新橋本店
〒105-0004
東京都 港区新橋3丁目19-2
03-3432-9073
営業時間/月〜日曜日 11:00〜14:00 16:00〜23:00
ほかに、はなれ店、東京店、品川店、横浜店があります