瓢亭の「鱧なべ」取り寄せ
瓢亭
祇園祭を迎えた京都の夏の風物詩
瓢亭の
「鱧ちまき寿司」と
「鱧のお椀」
鱧ちまき寿司3本くくり。
ちまき寿司5本くくり。
竹籠入りちまき寿司12本。
鱧のお椀。
4品のご案内です。
京都の夏は、
鱧まっ盛りです。
瓢亭十五代目の髙橋義弘さんに、7月に入ると脂がのって美味しくなる鱧(はも)を使った、京都の夏の美味しい風物詩「鱧ちまき寿司」と、瓢亭の夏の定番料理「鱧のお椀」をお願いできました。
「粽(ちまき)は、7月の祇園祭の、笹の葉でつくられる疫病・災難除けのお守りです。それにちなみ7月は、古くから鱧のちまき寿司を八寸の一品として供してきました」と、髙橋さんは語ります。
鱧ちまき寿司
3本くくりです。
ちまき寿司とは、寿司を笹の葉で巻いた、笹の葉の香りも素敵な京寿司です。粽のように、3本くくりにされた美しい姿で送っていただきます。
鱧ちまき寿司の鱧は、ふだんお店で供しているものと同じ、鱧の名産地・淡路島産です。骨切りののち、鱧出汁も使った甘辛味のたれでこんがりと焼き上げ、詰めを塗ってあります。寿司飯と鱧の間には木の芽が忍ばせてあります。
堂々たる鱧のお椀です。
小鍋で温めるだけで瓢亭のお椀をお楽しみいただけます。湯引きした鱧のほかに、ゆでた冬瓜などのあしらいも付きます。
うまいもん筆頭目利き人
町田 成一より
瓢亭のお料理は、実に美しいものです。
お取り寄せの際の荷姿も美しい。
ちまき寿司は、その最たるものです。
お椀の鱧も、美しく花が咲いています。
暑い夏に、涼風が運ばれてくるかのようです。
お楽しみください。
5本くくりも
ございます。
5本くくりは、鱧2本のほか、明石鯛、車海老、甘鯛(ぐじ)が各1本です。
明石鯛は酢〆です。車海老は甘酢漬け。甘鯛は酢〆したのちに炙ってあります。
魚介と寿司飯の間に入る木の芽の爽やかさがまた良いものです。笹の香りに負けない魚介の旨味と、寿司飯の優しい甘さにしみじみします。
竹籠入りもございます。
竹籠入りは、鱧、明石鯛、車海老、甘鯛が各3本の、12本入りです。3本くくりが4つです。巻かれているイグサをほどくと、笹の葉の中から円錐型をした寿司が現れます。清涼感のある笹の香りが鼻を抜ける、美味しい寿司です。お店で供する八寸用は1本35g。今回お届けするのは1本50gなので食べごたえもあります。
美味しい鱧です。
原魚600g前後の
鱧です。
「鱧の身と脂のバランスが良く、皮が薄くて美味しいサイズです」と、髙橋さんは言います。活け締めにした鱧が、その日のうちに空輸で瓢亭日比谷店に届きます。鱧は小骨が多い魚のため骨切りという下処理を行います。鱧の皮のぎりぎりまで身に包丁を入れ、骨を細かく切っていきます。ジャッジャッと骨切りする音を聞くと鱧の季節の到来を感じます。
こんがりと
焼いてあります。
ちまき寿司用の鱧は、溶岩石グリルを使い「沖だれ」を塗りながら15分ほどかけて焼きます。瓢亭の沖だれとは、鱧や鯛などの魚の骨でとった出汁に濃口醤油、酒、みりんを加えたものです。仕上げに「詰め」を塗ります。詰めは、沖だれにみりんを加えて煮詰めたものです。
一つ一つ
手で巻いています。
さらしを使って円錐形ににぎった寿司を笹の葉にのせます。
寿司を美しく包みます。
イグサで巻いていきます。
さらに3本と5本を、まとめてイグサで巻き上げます。
鱧のお椀も感動です。
やわらかな食感に
魅了されます。
鱧は湯引きをしたものが送られてきます。髙橋さんから「崩れやすので、丁寧に扱ってください」とのことです。今回は、あえて葛粉をはたかずに湯引きをしてあります。「鱧の身はより美しく咲き、ふわっと感が増します」と髙橋さんは言います。
瓢亭の一番出汁です。
出汁は、利尻昆布と鮪節からとった一番出汁です。心身にしみわたるかのような深い味わいです。ちまき寿司と同梱できますので、ぜひお椀も一緒にお楽しみください。
美しく
盛り付けてください。
鱧のほかに、冬瓜、つる菜、青柚子が入ります。温めるだけで、瓢亭でいただけるお椀が楽しめるのは、本当に幸せです。
文・白石さやか
撮影・大山裕平
撮影・公文美和(冒頭のお顔写真)
瓢亭 日比谷店
東京都千代田区有楽町1−1−2
東京ミッドタウン日比谷3階
営業時間/12:00〜15:00 17:00〜22:30
休み/月曜日(祝日は営業)
日比谷店は、茶室、個室、割烹風の設えがあります。
昼のお料理は、点心6050円(要予約・数量限定)、懐石料理1万2100円、1万8150円。
夜は、懐石料理2万4200円、3万0250円(お抹茶・お菓子つき)など。
※いずれも消費税・サービス料込