瓢亭|瓢亭の「鱧なべ」取り寄せ
瓢亭
お店と同じ鱧の料理を、
お楽しみいただけます。
瓢亭の鱧なべ
鱧で京都の夏は
始まります。
瓢亭十五代目の髙橋義弘さんに、京都の夏の風物詩である「鱧(はも)なべ」をお願いできました。
鱧は、ふだんお店で使うものと同じで、主に淡路島が中心です。原魚600g前後が、瓢亭が好む大きさです。
まずは鱧を、
すだちと塩でどうぞ。
鱧は、たっぷりと一尾分が入ります。「鱧は、温める程度でお召し上がりいただけます。すだちをお付けしますので、最初は塩とすだちで、鱧の味をお楽しみください」と、髙橋さんは語ります。淡路島の玉ねぎをたっぷりと使うのが瓢亭流の鱧なべです。
美しい折詰です。
湯引きをした鱧、鱧の骨などでとった鍋出汁、鱧のすり身のお団子と、鱧を堪能できます。具材は、南禅寺麩、生湯葉、炊いた冬瓜、みょうが、椎茸、餅が入ります。
ポン酢は、柚子、すだち、レモンなどでつくる特製です。薬味として、すだち、一味おろし、小口切りしたねぎまで付く、楽しいセットです。
※仕入れ状況によって、野菜の種類が変更になる場合がございます。
原魚600g前後の
鱧を使います。
「鱧の身と脂のバランスが良く、皮が薄くて美味しいサイズです」と、髙橋さんは言います。活け締めにした鱧が、その日のうちに空輸で瓢亭日比谷店に届きます。
鱧は小骨が多い魚のため骨切りという下処理を行います。鱧の皮のぎりぎりまで身に包丁を入れ、骨を細かく切っていきます。ジャッジャッと骨切りする音を聞くと鱧の季節の到来を感じます。
鱧は湯引き
してあります。
水ににがりを入れた湯で5〜10秒ほど湯引きをします。にがりを入れるのは、鱧の旨味を逃がさないためです。そして、火を通すことで、鱧の身が柔らかくなり、ホロホロとした食感になります。
鍋の出汁が素晴らしい。
鱧の骨と利尻昆布のほかに、焼トマトを使った美味しいお出汁です。低温のオーブンでじっくりと焼いたトマトと一緒に煮出すことで、トマトのうま味に酸味がほんのりと合わさり、夏らしい仕立てになるのだと髙橋さんは言います。まるでお吸い物のような味わい深さです。鍋出汁は濃いめのため、目安として2倍に薄めて使ってください。
みょうがの美味しさは
新発見です。
鍋出汁を温めた後、まず初めに鱧を10秒ほど入れ、すだちと塩でお召し上がりください。鱧の味わいをしっかりと堪能できると髙橋さんは言います。次に、玉葱も加えて鱧と一緒にすだちと塩で。その後はお好みの野菜などを入れ、塩だけでなく、ポン酢や薬味も使って召し上がってください。
〆は、雑炊のほか、そうめんを茹でておいて、にゅう麺にするのも髙橋さんのおすすめです。
文・白石さやか
撮影・公文美和
瓢亭 日比谷店
東京都千代田区有楽町1−1−2
東京ミッドタウン日比谷3階
営業時間/12:00〜15:00 17:00〜22:30
休み/月曜日(祝日は営業)
日比谷店は、茶室、個室、割烹風の設えがあります。
昼のお料理は、点心6,655円(要予約・数量限定)、懐石料理1万4520円、2万570円。
夜は、懐石料理2万7830円、3万3880円(お抹茶・お菓子つき)など。
※いずれも消費税・サービス料込