銀座 天冨良いわ井|あさりの天ぷらのお取り寄せ
銀座 天冨良いわ井
あさりの天ぷら
身の肥えた、
ぷりっぷりのあさりが素晴らしい、
初夏限定の天ぷらです。
天冨良いわ井の岩井義郎さんが絶大な信頼を寄せる、あさりの目利きに秀でた豊洲市場の仲卸さんがあっての「あさりの天ぷら」です。
うまいもん筆頭目利き人
町田 成一より
あさりの旨みがまったく違います。
美味しいあさりを食べたな、という満足感に満たされます。
噛む楽しみも素敵です。
噛むほどにあさりの身に湛えられた美味しさがほとばしります。
これが、天冨良いわ井の岩井義郎さんの「あさりの天ぷら」です。
江戸前天ぷらで貝と言えば、青柳(あおやぎ)です。その貝柱のかき揚げは、今でも天だねの花形です。ほかには、蛤(はまぐり)でしょうか。
これらに比べると、あさりの天ぷらは地味ではありますし、揚げる料理人も少ないと思います。私は、今回初めて食べました。
さすが、岩井義郎さんです。
あえて、かき揚げにせず、一つ一つ揚げます。粋な味です。かき揚げも食べさせていただきましたが、あさりが重なると食感が野暮ったくなります。
オーブントースターなどで、熱々にしてお楽しみください。
サンセールやシャブリなどの冷やした白ワインが欲しくなります。
あさりの甘みを
存分に感じます。
お店では初夏限定で提供している「あさりの天ぷら」をお届けします。天ぷらメニューの中であさりは花形というわけではありませんが、この天ぷらを食べたとき驚きました。あさりの甘みと旨味が余韻として残ります。贅沢な肴です。
「伊勢粂」の中村嘉明さんです。
天冨良いわ井の岩井義郎さんが絶大な信頼を寄せる豊洲市場の仲卸「伊勢粂」の中村嘉明さんです。「中村さんが、あさりを扱う時期だけ、うちでも使います。初夏から、長くて9月いっぱいでしょうか。中村さんは上質なあさりだけを見極めているんです」、と岩井さんは語ります。あさりのほか、はまぐり、牡蠣などの貝類を買い付けています。
美味しいあさりとは?
中村さんはあさりを剥いて、品質を確認します。身入りの良さだけでなく、水の含み具合、獲れた場所、産地から豊洲市場に入荷するまでの経路などを把握し、提供しています。美味しいあさりは、身が肥えており、加熱しても縮まないそうです。
霜降りしてから揚げます。
あさりを生の状態から油で揚げてしまうと、身から水分が出てしまうため、30秒ほど霜降りにします。
あさりを揚げていきます。
あさりに小麦粉をふってから、衣にくぐらせ、太白胡麻油で揚げていきます。
お酒が恋しい天ぷらです。
粒のブラックペッパーをペンチで砕いたものをお付けします。そこにお好みで塩を混ぜて、あさりの天ぷらをつけて食べてください。きりっと冷えた白ワインや日本酒と合わせるのがおすすめです。
文・白石さやか
撮影・八木澤芳彦
東京都中央区銀座7−4−5 銀座745ビル6階
TEL 03−3571−5252
営業時間は、18時から20時30分最終入店、10時閉店。
水曜日から土曜日に限り前日までの予約で昼も営業。
12時から最終入店13時、14時閉店。
定休日は、日曜日と月曜日。
料理は、店主自らが豊洲市場などで仕入れる旬の食材を使ったおまかせで、一つ一つ目の前で揚げてくれます。飲み物は、日本酒とワインが中心。 予算の目安は3万5千円ほど。