GI認証『新里ねぎ』
栃木県宇都宮市新里町
栃木県宇都宮市新里町の
伝統的な「曲がりねぎ」
「新里(にっさと)ねぎ」は、
採種から育成・収穫までを江戸時代末期から継続して行い、その名称もこの土地の名から付けられました。
一般的な根深葱(いわゆる長ねぎ)よりも、柔らかく、甘みが強く、青葉も美味しく食べられます。
新里ねぎの甘さと柔らかさは、産地の気候と産地ならではの栽培方法が生み出したものです。
日光連山の南東部に位置する新里町は、降雪凍結した日光連山の冬期の冷風を受けやすい地形で、夜間の冷気がストレスとなりねぎの甘さを高めます。
また、一般的な根深葱の栽培は、柔らかく排水の良い土壌に深い溝を掘り、その溝に苗を植えて、白身の成長とともに、徐々に溝を土で埋め、真っ直に育てるのですが、
新里町の土壌は粗く粘土質であったため、特に昔は手作業では深く掘ることができませんでした。
そこで、浅く掘った溝にネギを根ごと押し倒し、斜めにして根元に土をかけて栽培します。
このストレスでネギの外葉が枯れ、新しい葉が成長し柔らかい状態になるのです。
そして、白身の成長と併せ徐々に土をかけていくことで、ネギが垂直に立ち上がろうとする性質と相まって弓形の「曲がりねぎ」が生まれます。
■実際に代表萩原が試食したブログはこちら